2025/09/20 21:00

こんにちは、愛鯉家チャンネルです。

今回のテーマは錦鯉と金魚についてお話したいと思います。
錦鯉と金魚って水槽で小さく飼ってる分にはほとんど見た目同じだし、そんなに違いのない生き物なわけだから別に混泳させても問題ないんじゃない?って思う人、いるかと思います。これはですねえ、あんまりオススメしないです、が、まあ、できるっちゃできます。

そもそも鯉も金魚も好む水質、水温は大体一緒ですから、ドボンと一緒の水槽に入れたところでどっちかが死ぬってことはまあありません。じゃあなんでこんなに言い淀んでいるかというと、それは然るに鯉と金魚では将来的に体格差が出ちゃうからです。
鯉は水槽に入れている分にはそう大きくはなりませんがそれでもやっぱり少しずつ大きくなってきます。鯉っていうのは雑食性で口に入るものだったらなんでも食べちゃうんですけど、それは他の魚も例外じゃないんですね。仮に30~40cmまで育った鯉と小赤を一緒に入れようものなら多分ものの数分でパクリだと思います。このことから鯉とメダカの混泳なんてのもご法度であることが分かると思います。

それから品種改良が進んだ金魚なんかもいますよね、出目金とか水泡眼とからんちゅうとか、あれは体格差が同じくらいであったとしても混泳は避けた方がいいです。飼っていれば分かるんですが鯉って気になるものをつんつん口先で突っついてついばもうとするんですよ。動きの遅い金魚の目ん玉だったりほっぺただったりがゆらゆら鯉の目の前を通るところを考えると……いや、あんまり考えたくないですね。
同じ理由でヒレの長い琉金とかもできれば避けた方がいいかな。

それから体格差によって生じる問題は餌に食い負けちゃうことです(ちなみに餌は鯉と金魚同じものを与えてもなんら問題ないです)。鯉が餌を前にしてパクパクする勢いたるや凄まじいですが、これも動きの遅い金魚だとついていけずに餌に食いっぱぐれる可能性が高いです。餌が食えないということは体格差に拍車をかけてしまって、やはり最終的にはパクリ……なんてことも危惧されます。

つまりもし金魚と鯉を混泳させる場合、品種の選定と餌やりの方法に気を付けることが大事です。
さっき言った出目金やらんちゅう、あとピンポンパールとか遊泳力の低い金魚は避けて、所謂フナ尾の金魚が好ましいです。
あと玉サバは鯉と混泳できるよう品種改良された金魚なのでオススメ。鯉に負けない遊泳力を持っていて、環境が揃えば成人男性の手のひらくらいデッカくなります。
それから餌やりに関して鯉と金魚どちらにも行きわたるようにしなければなりません。どうしても金魚に餌がいかないっていう時は浮上性と沈下性の餌を混ぜてあげたりするといいですよ。
気を付ける点はそんなところかな。我が家でも鯉水槽の中に一匹玉サバ入れて飼ってるんですがなかなか良いアクセントになりますよ。
鯉オンリーの水槽に飽きてきた方は一匹試してみてはいかがでしょう。

皆さん、よき錦鯉ライフを!