2025/08/28 12:00


こんにちは、愛鯉家チャンネルです。

今回は鯉を水槽飼育する際に大事な品種の組み合わせについてお話します。
まず、アクアリウムやったことある人ならこの感覚分かると思うんですけど、なにも入ってない水槽って即ち真っ白なキャンバスじゃないですか。
そこに岩を組んだり水草植えたり流木置いたり、水景を作っていくっていうのが一般的なアクアリストの楽しみ方だと思います。
ただ鯉の場合水槽内の置物はぶつかったり食べちゃったりするのであんまり置かない方がいいです。じゃあどう水景を作っていくかって、鯉そのもので作っていくんです。
ご存じの通り鯉は色彩豊かで様々な品種が存在します。多分細かく分けていくと2,300種類くらいにはなるんじゃないかな。
その一匹一匹を組み合わせて、あたかも白いキャンバスに絵の具を塗りたくっていくように、生きた絵画を作っていくっていうのが錦鯉の水槽飼育の醍醐味です。

これは自分で考えるのが楽しいんであってあんまり人から指図されたいものでもないと思うんですけど、所謂定番の組み合わせ、この品種同士を一緒にすると映えるよねっていうのがあるんで、ちょっとそれを紹介しますね。

まずは画像にある白写りと緋写り。どちらも赤白+白黒の組み合わせは定番ですが映えますね。この2匹はセットでお迎えしてきたんですが墨の模様が似てる感じがして相性バツグン。桶に入れたら映え映えでカメラを握る手が震えた程です。
この2匹を60-90cmに2匹だけ入れて、悠々泳ぐところなんかもかなり映えそうですね。

あと山吹黄金とプラチナの組み合わせも定番ですね。金と銀でバランスが良い。うちでもなかなか取り扱わない品種ですが金松葉銀松葉なんかも、セットで入れたりしたらいい感じになりそうですね。

そうそう、山吹黄金は単体で見るとわりかし地味な品種ですが、どんな水槽にも一匹入れておくと色彩が締まる感じがしてオススメです。
錦鯉って基本赤と白の色合いの子多いじゃないですか。そこに紅一点ならぬ黄一点入るとなんか、妙に収まりが良いんですよね。

あと組み合わせって訳じゃないんですけど、鯉を初めて飼う方だったらやっぱり最初は御三家(紅白、大正三色、昭和三色)を抑えてほしいですね。やっぱ定番ですし、(品評会の基準における)鯉の良し悪しの見方っていうのはは全て御三家が基本になります。紅白に始まり紅白に終わる、なんてのも良く言いますし、まずは御三家の組み合わせでお迎えするっていうのも良いと思いますよ。いや、そこに山吹黄金入れたら色合い的にもいいかも。
他にも光り物だけで纏めたり、ドイツ鯉だけで纏めたり、一品種だけ何匹も入れる、とかもそれはそれでカッコいいですよね。うーん、考えるだけでワクワクします。

まあ色々言いましたが結局は自分の好きな鯉を買って入れるっていうのが一番だと思いますんでね、うちのショップでも見てお気に入りの子がいたらバンバンお迎えしちゃってください。

皆さん、よき錦鯉ライフを!